睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も妨げられる病気で、深刻な睡眠障害を引き起こす可能性があります。いびきが大きく、寝ても疲れが取れない場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群だと思ったら、専門の医師に相談しましょう。治療によって睡眠時無呼吸症候群の症状を和らげ、心臓病やその他の合併症を予防することができます。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠時無呼吸症候群の中でもっとも一般的なタイプであり、睡眠中に舌や喉の筋肉が弛緩し、気道が一時的に塞がれることで起こります。
中枢性睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に脳から呼吸の指令が出なくなる、脳の呼吸中枢の異常によるものです。
混合型の睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に閉塞性と中枢性の無呼吸の両方が発生します。
睡眠の質が気になる方は、専門の医師にご相談ください。閉塞性睡眠時無呼吸症候群と中枢性睡眠時無呼吸症候群は症状が一部重複しているため、どちらなのかをご自身で判断するのは困難です。よく見られる徴候や症状としては、下記が挙げられます。
1Kim J, Tran K, Seal K, et al. CADTH 2017
睡眠時無呼吸症候群には、そのタイプによってさまざまな治療法があります。治療の第一選択肢はCPAPです。患者さんはCPAPで症状の軽減を経験しますが、いくつかの研究によると、約50%の人がCPAPに耐えられない、またはCPAPから一貫した効果を得られないことが示されています。1 そのような患者さんへの代替治療としては、舌下神経刺激療法という治療があります。舌下神経刺激療法の詳細は以下の「よくある質問」をご覧ください
睡眠時に無呼吸がある人は、就寝中に睡眠が何度も中断され全体的に睡眠が浅くなるため、睡眠不足になる可能性があります。睡眠時の無呼吸は、治療をしないで放置すると身体的な健康と精神的な健康に影響を与え、健康上の深刻なリスクにつながる可能性があります。
舌下神経電気刺激療法の治療は、所定の講習を受講した専門の医師が行います。下の[病院を探す]をクリックし、どの病院で治療が受けられるかを詳しく調べることが出来ます。